Raspberry Pi3搭載 スマホで動く「キャタピラ式模型」製作に挑戦!④ ベースとなる車体の製作その2
2017/02/17
Raspberry Pi3搭載「キャタピラ式模型」の動力源、ツインモーターギヤーボックスの製作の続きです。
今回は、DCモーターの配線作業と、ノイズ対策です。
キャタピラ式模型で唯一ハンダ付けを必要とする箇所です。
ただし、オプションとして、LCDモジュールを装着する場合、その時もハンダ付けが必要になります。
今回の流れとしては、
① 長さ25cm程度の配線(配線のサイズはAWG24またはAWG22)4本と、ノイズ対策のセラミックコンデンサ(0.01μFのセラミックコンデンサ)2個を用意する
② ①の配線とコンデンサを、ツインモーターギヤーボックス付属のDCモーター2個の各端子にハンダ付けする
③ ②のDCモーターをツインモーターギヤーボックスに組み込む
④ ③のツインモーターギヤーボックスをアームクローラーに取り付ける
その前に記事③で製作したツインモーターギヤーボックスのDCモーターだけを抜き取っておいてください。
ツメを浮かせば簡単に抜き取れます。
① 長さ25cm程度の配線(配線のサイズはAWG24またはAWG22)4本と、ノイズ対策のセラミックコンデンサ(0.01μFのセラミックコンデンサ)2個を用意する
私が使用した配線は、AWG24のヨリ線です。
長さ2mで7本(7色)セットの配線を購入しました。
この中の白と黒の配線を、25cmにカットしたもの各2本。
続いて、両端の被覆を1cm程度剥き、芯線をしっかりよります。
そして、4本とも片側のみをハンダでコーティングし、ブレッドボードに差し込めるように加工しておきます。
(まっすぐに、滑らかになるように気をつけて)
次に、0.01μF(マイクロファラッド)のセラミックコンデンサ2個を用意します。
表面に「103」と印刷してあります。これは10✖10の3乗pF(ピコファラッド)という意味です。
10000pF=0.01μFとなります。
余談ですが、コンデンサの単位は蓄電容量F(ファラッド)ですが、基本的に「μF(マイクロファラッド)=百万分の1F」と「pF(ピコファラッド)=1兆分の1F」の単位を使います。
② ①の配線とコンデンサを、ツインモーターギヤーボックス付属のDCモーター2個の各端子にハンダ付けする
配線のハンダコーティングしていない側を、DCモーターの端子の穴に差し込みます。
そして、両端子の穴にまたがるようにコンデンサの足も一緒に差し込みます。
足は長めに残しておいてください。足と足の間にギヤーボックスのDCモーター固定用のツメがくるので。
後はハンダ付けするだけ。
③ ②のDCモーターをツインモーターギヤーボックスに組み込む
これらのDCモーターを、端子が外側を向くようにツインモーターギヤーボックスに組み込みます。
DCモーターの向きに気をつけて押し込むだけです。きちんとツメがはまるまで押し込んでください。
④ ③のツインモーターギヤーボックスをアームクローラーに取り付ける
アームクローラーを途中まで組んでおきます。
アームクローラーに付属のDCモーターや電池ボックスは使用しません。
代わりにツインモーターギヤーボックスを取り付けます。
③のツインモーターギヤーボックスをアームクローラーに、付属のネジで取り付けます。
後は、説明書どおりにキャタピラを取り付けます。
配線は、アームクローラー本体に空いた穴から反対側に出しておきます。
これで、キャタピラ式模型の足回りとなるツインモーター内蔵のアームクローラーが完成しました。