「Raspberry Piで学ぶ電子工作」専用実験キット 基本部品セット スターターパックを購入してみた
2017/02/20
Raspberry Piの準備が整ったところで、いよいよ電子工作の入り口に立つことができました。
「とりあえずRaspberry Piの電子工作の基本を身につけたい」という方にオススメの部品セットがあります。
それがコレ→Raspberry Piで学ぶ電子工作 専用 実験キット 基本部品セット スターターパック (電子部品関連)
「Raspberry Piで学ぶ電子工作」という本に沿った基本部品セットです。
(本のサポートページでは、本書とは全く関係ない部品セットで、非推奨だと記載してあります)
膨大な部品の中から一つ一つ必要な物を探して購入するのって、かなり面倒くさいです。
でも、この基本部品セットのおかげで、基本の実験に使う物はだいたい揃ってしまうので、探す手間が省けます。
それに、たくさん使うだろうと思われる部品は、結構多めに入っているので助かります。
ただし、Amazonのレビューにもあるように、たまに欠品もあるみたいです。
そのためにも、Raspberry Pi基本部品セットの中の全ての画像を載せておきますね。
画像であれば、形状でチェックできるので。
ただし、注意点があります。
④ブレッドボード 、⑫温度センサモジュール、⑬LCDモジュールは「Raspberry Piで学ぶ電子工作」で紹介されているものとは全く違うものが入ってます。
ブレッドボードはサイズが違うだけなので問題無いですが、温度センサモジュールとLCDモジュールは、規格が異なります。秋月通商というネットショップで購入できるので、そちらで購入しなおした方が良いです。
最初の画像は、Raspberry Pi基本部品セットのダンボール箱を開けてみたところです。
周りはプチプチのシートで覆われて、ギッシリといろんな物が入っているのがわかります。
中身を出して並べてみるとこんな感じです。
嬉しいことにニッパーまで入っています。
それでは、一つ一つの部品の画像と名前をリストアップしていきます。
①抵抗器:330[Ω(オーム)] 20本・・・オレンジ・オレンジ・茶・金色の線がこの順番に並んでいます。
②抵抗器:10[kΩ(キロオーム)] 20本・・・茶・黒・オレンジ・金色の線がこの順番に並んでいます。
③赤色LED(発光ダイオード) 6個・・・透明なプラスチックに覆われたカプセルの中から、長さが違う金属の足が2本出ています。
④ブレッドボード 1枚・・・こんな箱に入っていて、箱から出すと下の画像のようになっています。
⑤ジャンパーワイヤ(オス-オス) 40本・・・ブレッドボード上の回路を組む時に使う電線です。
⑥ジャンパーワイヤ(オス-メス) 20本・・・こちらは主にブレッドボードとRaspberry PiのGPIOをつなぐ時に使います。
⑦ニッパー 1本・・・かなりお安い感じのニッパーですが、工具を持っていない方にとってはありがたいと思います。
⑨12ビットADコンバータ(MCP3208-CI/P) 1個・・・アナログ値を0~4095のデジタル値に変換できるICチップ(これ1つに8つの入力ピンがついています)
⑩10[kΩ]~100[kΩ]半固定抵抗器 5個・・・抵抗値を10[kΩ]~100[kΩ]まで変えることができる可変抵抗器
⑪フォトレジスタ(Cdsセル)3個・・・周囲の明るさによって抵抗が変わる抵抗器です。これに電流を流して、抵抗の変化に比例する電圧をADコンバータで測定すると明るさのセンサーとして使えます。
⑫【注意!】DS18B20使用温度センサモジュール 1個・・・周囲の温度を測定できるモジュールですが、「Raspberry Piで学ぶ電子工作」ではADT7410モジュールを使っています。この2つは、データ通信の規格が全く異なります。本で紹介されているADT7410はI2Cという通信規格に対して、このDS18B20は1-Wireと呼ばれる通信規格。「温度センサーなんて要らん!」という方は無視しても良い部品です。でも、どうしてもという初心者は、ADT7410モジュールを別途購入する事をオススメします。秋月通商で通販してます(通販コード:M-06675)。
⑬【注意!】LCDモジュール 1枚・・・液晶ディスプレイのモジュールです。上の画像が表、下の画像が裏。これも、温度センサモジュール同様、本で紹介されているものとは全く異なります。本と同じLCDモジュールが欲しい方は秋月通商で購入できます(通販コード:K-06795)
キャタピラ式模型を製作するだけの方はLCDは不要→「Raspberry Piで学ぶ電子工作」で紹介されているLCDモジュールはコチラ
⑭RGBフルカラーLED(発光ダイオード) 5個・・・いろんな色が出せるLEDです。足が4本も出ています。
⑮DCモーター(FA-130RA(配線付き)) 1個・・・玩具でよく見かける直流モーター。
⑯セラミックコンデンサ0.01[μF(マイクロファラッド)] 5個・・・通商パスコンと呼ばれ、ノイズ対策によく使われるコンデンサです。「103」と表示されています。
⑰モータードライバ(TA7291P) 2個・・・DCモーターを制御するためのICです。
⑲サーボモーター(SG90) 1個・・・普通のDCモーターと違い、こちらは回転角度を制御できるモーターです。ロボットの関節などに使われています。ただし、このSG90はホビー用のちっちゃなサーボモーターです。
以上、これらが「Raspberry Piで学ぶ電子工作 専用 実験キット 基本部品セット スターターパック (電子部品関連)」に含まれる全てになります。
ただし、購入後に慌てないようにもう一度書きますが、
④ブレッドボード 、⑫温度センサモジュール、⑬LCDモジュールは「Raspberry Piで学ぶ電子工作」で紹介されているものとは全く違うものが入っています。ブレッドボードはサイズが違うだけなので問題無いですが、温度センサモジュールとLCDモジュールは、規格が異なります。初心者が学ぶには別途購入する事をオススメします。