猿まね電子工作

PCからRaspberry Piのコンソール画面(CUI)にリモート接続する方法

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Raspberry Piを使う時に、キーボードやマウス、ディスプレイをつなぐのは面倒くさいですよね。

PCからリモート接続してRaspberry Piを操作する方法をご紹介します。

Raspberry Pi3であれば、無線LAN(WiFi)内蔵ですから、あらかじめ設定しておけば、PCとRaspberry Piを同じルーターに無線LAN接続すればOKです。

ただし、Raspberry PiのIPアドレスがわかっていないといけませんが。

 

作業の流れとしては

①Raspberry Pi側のSSHサーバーを起動する

②Raspberry Pi起動と同時に、SSHサーバーが自動起動する設定をする

③Raspberry PiのIPアドレスを調べる

④PCに、TeraTermという無料アプリをダウンロード・インストールする

⑤PCのTeraTermを起動して、Raspberry Piにリモート接続する

①~④が済めば、次からは⑤の操作のみでOKです。

それでは詳細の説明です。

 

①Raspberry Pi側のSSHサーバーを起動する

Raspberry PiのLX Terminalを起動する(デスクトップ画面左上のLX Terminalのアイコンをクリック)。

「sudo /etc/init.d/ssh start」と入力してENTERキーを押します。

 

このように起動して入力待ちの状態になったらOKです。

 

②Raspberry Pi起動と同時に、SSHサーバーが自動起動する設定をする

「sudo update-rc.d ssh defaults」と入力してENTERキーを押せばOKです。

 

③Raspberry PiのIPアドレスを調べる

Raspberry Piデスクトップ右上、ディスプレイが2つ並んだアイコンにカーソルを重ねると表示されます。

IPアドレスは「192.168.1.11」のように0~255までの数字が、ドットで4つ連なった形になっています。

IPアドレスに続く「/24」は今回は無視して構いません。

このアイコンが無い場合は、こちらの記事をご覧ください。

ただし、無線LANで接続すると、Raspberry Piを再起動する度に、IPアドレスが変わる可能性があります。

IPアドレスが毎回変わってしまって困る場合は、Raspberry Piを、ルーターにLANケーブルで接続(有線LAN)しておくとよいです。

ちょっと不便ですけど。

 

今度はPC側の設定です。

④PCに、TeraTermという無料アプリをダウンロード・インストールする

下記URLからダウンロードページへアクセスできます。

https://osdn.jp/projects/ttssh2/

「ダウンロードファイル一覧」をクリック。

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表示されたリストの中から、最新版の「.exe」が付いた方をクリックしてダウンロードします。

この記事を書いている時点では「teraterm-4.91.exe」というファイル名が最新でした。

 

ダウンロードしたファイルをクリックするとインストールできます。

インストールが完了すると、デスクトップ画面にTeraTermのショートカットアイコンが現れるはずです。

 

⑤PCのTeraTermを起動して、Raspberry Piにリモート接続する

デスクトップのTeraTermショートカットアイコンをクリックします。

「ホスト」に、先ほど確認したRaspberry PiのIPアドレスを入力、「サービス」の「SSH」にチェックを入れて、OKボタンをクリックします。

 

最初にこんな警告が表示されると思いますが、「続行」ボタンをクリックして次に進みます。

 

次に、ユーザー名とパスフレーズ(パスワード)を入力します。

初期設定の

ユーザ名:pi

パスフレーズ:raspberry

を入力して「OK」ボタンをクリックします。

 

少し待って、下のようなコンソール画面のウィンドウが表示されたらリモート接続成功です。

 

ただし、SSHはコンソール画面(CUI)でのみリモート接続できます。

デスクトップ画面(GUI)で接続する場合は、また別の設定が必要になります。

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